2025/02/07

田町駅、三田駅徒歩3分にある鍼灸マッサージ治療院「かわい指圧ルーム」院長の河合です。
患者さんから「鍼の響き」についての質問をよくいただくので説明させていただきたいと思います。
「鍼の響き」は、鍼灸治療において重要な概念で、鍼を刺した際に感じられる独特の感覚や反応を指します。
これは、鍼が適切な経穴(ツボ)に正確に刺さったことを示すサインとされています。
鍼の響きは、患者と施術者の両方が感じることができるもので、治療の効果を高めるために重要な要素です。
患者が感じる響きは、鍼が刺さった瞬間や、施術者が鍼を操作する際に生じます。
この感覚は、以下のように表現されることが多いです 。
<患者が感じる響き>
・ズーンとした重い感覚
鍼が刺さった場所から広がる、重くて温かい感覚。
・ビリビリとした痺れ
電気が走るような、軽い痺れや震え。
・張りや圧迫感
鍼の周囲に張りや圧迫感が生じる。
これらの感覚は、鍼が経穴に正確に刺さり、気の流れが調整されていることを示すとされています。
<施術者が感じる響き >
施術者も、鍼の響きを感じ取ることができます。
これは、鍼が組織に刺さった際の抵抗感や、鍼先が特定のポイントに到達した時の「引っかかる」ような感覚として現れます。
施術者は、この感覚を通じて、鍼が適切な深さと位置に刺さっているかを確認します。
<響きのメカニズム>
鍼の響きのメカニズムについては、いくつかの仮説が提唱されています。
・神経刺激:鍼が神経や筋肉の特定のポイントを刺激することで、独特の感覚が生じる。
・筋膜の反応:鍼が筋膜(筋肉を包む膜)に触れることで、局所的な反応が引き起こされる。
・気の流れ:東洋医学の観点からは、鍼が気の流れを調整することで、響きが生じると考えられている。
<響きの重要性>
鍼の響きは、治療の効果を高めるために重要な要素です。
適切な響きが得られることで、経穴が正確に刺激され、気の流れが調整されるとされています。
また、響きを感じることで、患者は治療に対する信頼感や安心感を得ることができます。
<結論 >
鍼の響きは、鍼灸治療において重要な感覚であり、患者と施術者の両方が感じ取ることができます。
この響きは、鍼が適切な経穴に刺さり、気の流れが調整されていることを示すサインとされています。
鍼の響きを理解し、適切に活用することで、治療の効果を最大限に高めることができます。
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