2025/02/28

港区の田町駅・三田駅3分にある鍼灸マッサージ治療院「かわい指圧ルーム」院長の河合です。
当院に腕の痺れを訴えてご来院される方はとても多いです。
腕の痺れは鍼灸・マッサージの施術で、楽になるケースが多いです。
今回はそんな「腕の痺れ」の原因と鍼灸・マッサージの効果についてお伝えします。
<腕の痺れの身体的原因 >
腕の痺れは、主に神経の圧迫や血流の悪化によって引き起こされます。
代表的な原因として以下のようなものが挙げられます。
1. 頸椎の異常:頸椎(首の骨)の変形や椎間板ヘルニアにより、神経が圧迫されると腕に痺れが生じることがあります。
2. 手根管症候群:手首の神経が圧迫されることで、指や手のひらに痺れが現れる症状です。
3. 血行不良:長時間同じ姿勢を続けることで、血流が悪化し、腕に痺れが生じることがあります。
4. 筋肉の緊張:肩や腕の筋肉が緊張することで、神経や血管が圧迫され、痺れが起こることがあります。
腕の痺れの要因としては、
・長時間のデスクワーク
・長時間のスマートフォン
・スポーツによる負荷
・加齢に伴う神経の圧迫
などが考えられます。
このような腕の痺れに対して、鍼灸マッサージは有効な治療法の一つとして注目されています。
腕の痺れに対する鍼灸マッサージの効果や施術方法について詳しく解説します。
<鍼灸マッサージの効果>
1. 血行促進:鍼やお灸でツボを刺激することで、血流が改善され、痺れの原因となる血行不良を解消します。
2. 筋肉の緊張緩和:鍼やマッサージにより、肩や腕の筋肉の緊張がほぐれ、神経や血管の圧迫が軽減されます。
3. 神経の機能回復:鍼灸は神経の働きを整える効果があり、痺れの原因となる神経の圧迫や炎症を緩和します。
4. 自律神経の調整:鍼灸は自律神経のバランスを整える効果もあり、ストレスや疲労による痺れにも効果的です。
<施術の流れ >
鍼灸マッサージでは、以下のような手順で施術が行われます。
1. 問診と診断:まず患者さんの症状や生活習慣を詳しく聞き、痺れの原因を特定します。
2. ツボの選択:痺れの原因に応じて、適切なツボを選びます。
例えば、頸椎に問題がある場合は「肩井(けんせい)」や「天柱(てんちゅう)」、
手根管症候群の場合は「合谷(ごうこく)」や「内関(ないかん)」などのツボが使われます。
3. 鍼やお灸の施術:選んだツボに鍼やお灸で刺激を与えます。
鍼は痛みを感じにくい極細のものを使用し、お灸は温熱効果で血行を促進します。
4. マッサージ:鍼やお灸の後、筋肉の緊張をほぐすためにマッサージを行います。
肩や腕の筋肉を優しく揉みほぐし、神経や血管の圧迫を緩和します。
鍼灸は専門的な知識と技術が必要なため、必ず資格を持った鍼灸師に施術を受けるようにしましょう。
痺れの原因が重大な病気(例えば、脳梗塞や心臓病)である場合もあるため、医師の診断を受けることも大切です。
腕の痺れは、鍼灸マッサージはその改善に有効な手段です。
血行促進や筋肉の緊張緩和、神経機能の回復など、多角的なアプローチで痺れの原因に働きかけます。
腕の痺れの症状がある方は当院スタッフまでお気軽にお声かけください。