2023/09/22
田町の鍼灸マッサージ治療院「かわい指圧ルーム」院長の河合です。
先日のブログでは
「お灸って熱くないの?」
と題して鍼と灸の効能が世界でも科学的に認められているということを書きました。
今回は鍼と灸が具体的にどのようなメカニズムで身体に効果を発揮するのか?
という疑問にお答えします。
<鍼のメカニズム>
1⃣鍼の刺激により免疫系と自律神経系に働きかけ、鎮痛効果や自己免疫力が向上します。
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肩こりや腰痛などの痛みを抑え、免疫力が向上することにより病気にかかりずらい健康な体になります。
2⃣凝り固まった筋肉に直接鍼を刺すことで身体は鍼を異物が侵入したととらえ炎症反応を起こします。
この時に身体の細胞が修復作業をおこない血流が促進されます。
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血流が改善することで、筋肉に酸素が運ばれほぐれていきます。
それと同時に痛みの原因である発痛物質も流され痛みが和らぎます。
3⃣鍼の刺激により脳内に痛みを抑えるエンドルフィンが分泌される。
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エンドルフィンにより脳内で痛みや辛さを感じにくくなる。
<お灸のメカニズム>
1⃣灸の温熱効果により血行が促進される。
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血流が改善することで、筋肉に酸素が運ばれ硬くなった筋肉がほぐされる。
2⃣血行が良くなり造血作用が促進される。
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免疫物質が血液内に分泌され自己免疫力がアップし病気にかかりずらい体になる。
3⃣灸のもぐさが発生するカフェタンニンという抗酸化物質が皮膚に浸透する。
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免疫機能に重要なヘルパーT細胞(リンパ球)を活性化したり、免疫細胞間の相互作用を調整するサイトカインという体内物質を増加させる。
鍼と灸の代表的なメカニズムを記してみましたが、まだまだ解明されていない鍼灸の効果も期待されます。
鍼灸を生活の中に取り入れることによって病気を防ぎ、健康で丈夫な身体作りが可能になります。
まだまだコロナやインフルエンザも猛威をふるっています。
肩こりや腰痛等の改善はもちろんのこと、普段の健康管理や免疫力向上のためにも鍼灸を取り入れてみてはいかがでしょうか!
鍼灸についてご質問のある方はお気軽にスタッフまでご相談ください。
当店の鍼灸コースは鍼灸初心者の方、鍼灸ベテランの方それぞれにしっかりと対応させていただきます。
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