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鍼灸治療が免疫力を向上させるメカニズム

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港区の田町駅・三田駅3分の鍼灸マッサージ治療院「かわい指圧ルーム」院長の河合です。
当院に通っていただいている患者さんから、風邪をひかなくなった、元気になった、疲れずらくなった・・・というお言葉を頂戴します。
私たち施術するほうにとってもとても嬉しいことです。
「鍼灸が免疫力を向上させる効果」については、近年の研究がそのメカニズムと効果を明らかにしつつあります。
鍼灸は、中国伝統医学に基づく治療法で、特定のツボに鍼を刺すことで体内の気の流れを整え、健康を促進するとされています。
現代医学の観点からも、鍼灸が免疫系に与える影響について多くの研究が行われています。

<鍼灸治療が免疫力を向上させるメカニズム>

1.鍼灸が免疫系に与える影響として、白血球の増加やリンパ球の活性化が挙げられます。
白血球は体内の異物や病原体を攻撃する役割を担っており、リンパ球は免疫反応の中心的な存在です。
研究によると、鍼灸を施すことでこれらの免疫細胞の数や活性が増加し、感染症や病気に対する抵抗力が高まることが示されています。

2.鍼灸が自律神経系に作用し、免疫系のバランスを整えることも報告されています。
自律神経系は交感神経と副交感神経から成り、ストレスやリラックス状態に関与しています。
鍼灸は副交感神経を優位にし、リラックス効果をもたらすことで、ストレスによる免疫機能の低下を防ぐと考えられています。
ストレスが長期間続くと、コルチゾールなどのストレスホルモンが過剰に分泌され、免疫機能が抑制されます。
鍼灸はこのような状態を緩和する効果が期待できます。

3.鍼灸が炎症反応を抑制する効果も注目されています。
炎症は免疫反応の一環ですが、過剰な炎症は組織の損傷や慢性疾患の原因となります。
鍼灸は、炎症性サイトカインの分泌を調節し、過剰な炎症を抑えることで、免疫系の適切な機能をサポートします。
例えば、関節炎やアレルギー性疾患を持つ患者に対する鍼灸治療では、症状の軽減と免疫バランスの改善が報告されています。

鍼灸が免疫力を上げるメカニズムは、まだ完全には解明されていない部分もありますが、
免疫細胞の活性化自律神経系の調節炎症反応の抑制など、多角的な効果が確認されています。
今後の研究によって、さらに詳細なメカニズムが明らかになることが期待されます。
鍼灸は、副作用が少なく、自然治癒力を高める治療法として、免疫力向上に有効な選択肢の一つです。
日々の生活の中に鍼灸を取り入れて健康的な毎日を過ごしていきましょう!