2025/02/15

港区の田町駅・三田駅3分の鍼灸マッサージ治療院「かわい指圧ルーム」院長の河合です。
最近冷え込みがつよいせいなのか、寝違えで来院される患者さんが増えてます。
寝違えは、首や肩の筋肉が急に痛くなり、動かしにくくなる状態です。
不自然な姿勢で寝たことや、ストレス、冷えなどが原因で起こることが多いです。
鍼灸は、このような症状を緩和するための有効な治療法の一つです。
今回は「鍼灸治療の効果」と「施術の流れ」について説明させて頂きます。
<鍼灸の効果>
1. 血行促進
鍼を刺すことで、局所の血流が改善されます。
血行が良くなると、筋肉の緊張が緩和され、痛みが軽減されます。
また、老廃物の排出も促されるため、炎症が鎮まりやすくなります。
2. 筋肉の緊張緩和
鍼は凝り固まった筋肉を直接刺激し、緊張をほぐす効果があります。
特に首や肩周りの筋肉が硬くなっている場合、鍼を打つことで筋肉がリラックスし、可動域が広がります。
3. 痛みの軽減
鍼は、痛みを感じる神経に直接働きかけ、痛みの信号をブロックする効果があります。
また、鍼刺激によって脳内にエンドルフィンという鎮痛物質が分泌され、痛みが和らぎます。
4. 自律神経の調整
寝違えは、ストレスや疲れが原因で起こることもあります。
鍼灸は、自律神経のバランスを整える効果があり、ストレスや疲労を軽減することで、症状の根本的な改善を目指します。
<治療の流れ>
1. 問診と診断
まず、患者さんの症状や生活習慣を詳しく聞き、どの部分に問題があるかを確認します。
寝違えの原因が姿勢なのか、ストレスなのか、冷えなのかを特定します。
2. 鍼の施術
首や肩の痛みがある部分に鍼を打ちます。
鍼の深さや刺激の強さは、患者さんの状態に合わせて調整されます。
痛みが強い場合は、遠隔部位に鍼を打つこともあります。
3. お灸の施術
鍼の後に、お灸を行うこともあります。
お灸は、患部を温めることで血行を促進し、筋肉の緊張をほぐします。
特に冷えが原因の寝違えには効果的です。
4. アフターケア
施術後は、日常生活での姿勢やストレッチのアドバイスを行います。
再発を防ぐために、自宅でできるケアも指導します。
注意点
鍼灸は、即効性がある場合もありますが、症状によっては数回の施術が必要なこともあります。
施術後は、患部を冷やさないように注意し、適度なストレッチや温かいお風呂で血行を促進することが大切です。
寝違えは、放っておくと慢性化する可能性もあるため、早めに鍼灸治療を受けることをお勧めします。
鍼灸は、自然治癒力を高め、体全体のバランスを整えることで、痛みの根本的な改善を目指します。